こんにちは。愛知つのだ産業医事務所株式会社の産業医角田拓実です。

今回は産業医の報酬相場はどのくらいですか?と質問を受けましたので回答を行っていこうと思います。

なかなかわかりにくい産業医の報酬に関して産業医が開設を行います。

結論はケースバイケースです。

結論からいうと傾向はあるもののケースバイケースになってくることが多いです。

「オフィスで面談を中心に行う」「有害業務が多数存在する職場を対象にする」「従業員数が多く、月に2回以上の訪問が必要」などといった様々なケースがあるからです。

また、産業医紹介を含めたヘルスケアサービスでは様々なサービスを付帯することで価格に増減が発生します。これも報酬の相場観が分からなくなってしまう例の一つです。

しかしながら、これで終わらせてしまっては本記事が意味をなさなくなってしまいます。

本記事では注目するべき資料を確認していきます。

スタンダードな基準としては医師会が出している資料を確認しましょう。

「格安産業医」などといった産業医仲介サポートが増えていますが、まだまだ「医師会の産業医報酬額」が基準になっていることが多いです。

医師会の産業医報酬額は各地域の医師会である程度決まっていることがありますが、多くは非公開になっています。

一方で、愛知県医師会や日本橋医師会などは産業医の報酬基準額を提示しています。

日本橋医師会産業医報酬基準額

topic_file32_1460600097.pdf (nihonbashi-med.com)

愛知県医師会嘱託産業医の目安

syokutaku.pdf (med.or.jp)

こちらの報酬表はあくまで1か月の報酬に関して言及をしていますので「回数」「時間」に関しては留意されていない点に関しては記憶していただければ幸いです。

業界最安値との違いは?

ネットなどでよく見かける「格安産業医」とやや印象が違うなと感じる方も見えるかもしれません。

しかしながら、多くのケースでは「格安産業医」は見え方・見せ方の問題であるケースが多いと言われています。

健康診断の判定料金を別途にかかる・書類に関わるオプションや様々な事務手数料などを考慮すると最終的には同額程度付近になるケースが多いと考えられるでしょう。

こういう見せ方をせざるを得ないのは病院の外来や手術などでも報酬がもらえる医師が会社に訪問すしますのである程度報酬感がかかってしまうのは仕方がないでしょう。

結果として価格はある程度均一化されるため、どんな産業医を紹介していただけるか?どんなサービス・価値を付帯してくれるか?といったことが注目すべきポイントになるかと考えます。

一方で仲介企業に登録している産業医は複数社に登録していることも多くこの事業者だけが特別な産業医を紹介してくれるといったわけではないことも留意すべきでしょう。

まとめ

やはり大切なことは「医師会」が出している産業医の報酬基準を確認しておくことでしょう。

相見積もりなどを行うときはこちらを意識しておくと相場観が分かるかと考えます。

愛知つのだ産業医事務所株式会社でもこちらの医師会の産業医報酬を基準にお見積りをさせていただくことが多いです。

実際困っていますという事業者様がいらっしゃいましたら気軽に相談をお受けしますのでぜひご活用ください。

愛知つのだ産業医事務所株式会社 産業医 角田拓実